医療・福祉の施設間をつなぎ、多職種の連携を支援する
総合医療介護連携システムCoEsseコエッセ

CoEsseは、患者・施設利用者情報をはじめとする医療と介護のさまざまな情報を、参加する病院、医科歯科診療所、薬局、訪問看護、介護施設などが双方向で共有できるソフトウェア製品です。
これからの地域包括ケアシステムに欠かせない、施設間・多職種間の“連携”をサポートします。

CoEsseが実現する4つの“連携”

  • 医療・介護の双方向の“連携”
    互いの患者・施設利用者情報を双方向で発信・閲覧することが可能。他施設の情報も把握できるため、業務の効率化、安全管理に貢献します。
  • 充実した情報・機能で、多職種“連携”を支援
    多様な情報が一元管理されているうえ、施設を横断したコミュニケーションに役立つ機能も充実。スムーズな多職種間の連携を実現します。
  • 従来の業務フロー・システムのまま“連携”
    電子カルテに依存しないため、現在利用中のシステムで参加可能。診療所や薬局など、どんな施設でも手間をかけずに導入できます。
  • “連携”で得た情報を二次利用
    集約された医療・介護情報をもとに、より使いやすいシステムの開発や、病院・施設の新たなサービス展開に役立つ情報を提供します。

CoEsseが提供する“社会インフラ基盤”の一端

CoEsseの導入により、情報の一元化やコミュニケーションの仕組みづくりなど、施設同士、多職種同士が連携する体制が整います。いわば対象地域の「社会インフラ基盤」の1つとなるのです。さらには地域によって異なる業務環境にも柔軟に対応可能。地域にとって最適な形で情報を提供するための「ICTの仕組化」をサポートします。

5つの機能を持ったオール・イン・パッケージ
統合医療・介護情報管理システム「CoEsseコエッセ Suiteスイート

CoEsseは、異なる機能を持つ5つのアプリケーション(CoEsse Suite)で構成されています。これらが総合的に交わることで、有益な情報提供の仕組みが構築されます。

  1. 医療・介護情報の参照
    *Medical & Care
    住民(患者・施設利用者を含む)の医療および介護に関する情報*1や、さまざまな施設で発生した内容を時系列に表示し参照する機能を持つ、医療・介護情報管理アプリケーション。連携先とのコラボレーション*2環境も構築します。
    *1 病名・処方・検査・処置・バイタル・ADLなど
    *2 医療セキュリティー対応メールやコミュニケーションボードなど
  2. 各種医療情報を自動で収集
    *Exchange Agent
    医療情報システム*や介護系システムと連携して、自動的にCoEsseへ情報を取り込むための医療・介護収集連携アプリケーション。SS-MIX2、電算レセプト、NSIPSなどの標準化された情報の取り込みも可能です。
    * 電子カルテ・医事コン・レセコン・PACS・放射線・検査など
  3. 在宅での患者・施設利用者情報を収集
    *Home Care
    在宅での状態管理をするためのバイタル機器と連携し、ADLを含めた患者・施設利用者の医療と介護の情報を参照および入力する、タブレット端末用の在宅介護支援アプリケーション。将来的には、住民(患者・施設利用者を含む)の見守りやインターネットを通じた映像情報を共有できる端末に拡張する予定です。
  4. 各施設情報、処方情報、検査情報のセキュアな管理

    住民(患者・施設利用者を含む)の医療および介護に関する情報、各施設情報、処方情報、検査&画像情報の全てを、万全なセキュリティー対策のもと管理するCoEsse基盤アプリケーション。医療ビッグデータへの活用などを実現します。
  5. シームレスなEHRの接続
    *Linkage Community
    地域医療連携システム(EHR)をシームレスに接続する、異機種間連携アプリケーションです。CoEsseLCを導入することにより、異なるEHR間での住民情報の名寄せ、および医療介護情報の双方向での参照を実現します。

便利で安心な連携を実現する+αのサポート

地域医療・介護に関わる全ての施設・職種がより便利に安心して利用するために、CoEsseでは情報提供に付随したさまざまなサポートを実施しています。

  • 自動名寄せ処理
    異なる施設で別々に格納されている患者・施設利用者情報を共有するためには、名寄せ処理が必須です。CoEsseでは、大量に蓄積されていく情報を、システムが自動で名寄せ処理を行います。
  • 万全のセキュリティ
    CoEsseは、総務省・厚生労働省・経済産業省が制定するセキュリティーガイドラインを踏まえたシステム構成およびソフトウェアプログラムです。また、CoEsseで提供するコミュニケーションツールは、万全のセキュリティー対策を講じた環境下で情報交換ができるよう設計されています。
  • 保守サービス
    CoEsse Suiteの保守サービスは、SLA(Service Level Agreement)を定義しており、ご契約ごとに定めています。そのため、SLAに基づいた柔軟な保守運用が可能です。